12/23 クリスマス礼拝 説教要旨

ヨハネによる福音書1章14~18節
クリスマスの意味をヨハネによる福音書が記した箇所です。「言は肉となって、わたしたちの間に宿られた」というのは、神さまが人となってくださったことを表現しています。神さまは愛のゆえに私たちを救うために来てくださいました。しかし神さまがそのままに私たちに近づかれたら私たちは耐えられません。そこで私たち同じ人となってくださいました。神さまの愛のご配慮です。こうして主イエスがお生まれになりました。それを「栄光を見た」という言葉で表現しています。「栄光」は「光」ということです。1:5にこの光を「光は暗闇の中で輝いている」と伝えています。暗闇は罪の暗闇です。罪の暗闇の中にいる私たちは思い思いに光を掲げて行く手を探り、救いの道を知ろうとします。それは律法であり、知識や経験の光かもしれません。力や知恵かもしれません。あるいは友情や愛情かもしれません。しかし私たちの掲げる光では神を見ることはできないのです。必要なのは、目指すべき所から差し込んでくる光です。その光が神さまを教えてくれます。神の子であるイエス様こそ光です。私たちが思い思いの掲げる光を置いて、この天からの光である救い主イエス・キリストに目を向けると、そこに神さまが待っていてくださいます。しかも、イエス様は十字架にかかって天への道を拓いてくださいました。イエス様によって神さまのふところに近づく道を与えてくださったのです。この溢れる恵みをもたらされる救い主がお生まれくださったのです。

2018年12月28日