1/3 新年礼拝説教要旨

詩編37篇23節
今年度与えられた年間標語聖句は「主は人の一歩一歩を定め 御旨にかなう道を備えてくださる」です。年の初めに目標や希望を抱いて歩み始めます。私たちはそのゴールを目指して祈りつつ歩みます。その一歩一歩を創造し、与えてくださるのは神さまです。神さまが、私たちへの愛をもって一歩を定めてくださいます。すごろくのように、ある一歩は「休め」という一歩かもしれません。あるいは、それまで積み重ねてきた努力が台無しになるような失敗の一歩かもしれません。振り出しに戻るような出来事が待ち構えている一歩かもしれません。しかし、どのような一歩も神さまの御旨に適わない一歩はありません。サイコロで偶然に与えられるものではありません。必ずそれは愛をもって私たちを導かれる神さまの御旨によって与えられる一歩です。神さまは私たちの一歩を定めてくださり、またその一歩を共に歩んでくださいます。私たちの歩幅にあわせてくださり、私たちが一歩を踏み出すことができずに立ち止まる時に励まし、担ってくださいます。このような神さまが必ずおられることこそ、幸いの源です。この神さまと共に歩む一歩一歩の幸いを生きるときに、私たちを神さまの恵みの御旨から離すことがあります。それは人の成功を羨むことです。特に、神を神とも思わず、人を人とも思わないような者が栄え、成功するように見えると、私たちは苛立ちます。それは羨むからです。神さまこそ私たちの元から離れることのない恵みと幸いの源です。そのことを信じて、この年も神さま共に一歩一歩を定めていただき歩みましょう。その一歩を神さまは心から喜びとしてくださいます。

2019年01月12日