8/4の説教から

マタイによる福音書12章22~32節
悪霊に苦しめられていた人がイエス様のところへ連れてこられました。安息日でしたがイエス様はすぐに悪霊を追い払って、一人の人を神様のもとへと取り戻してくださいました。群衆の中にはイエス様の御業を見て「この方こそ神様が遣わされた救い主だ」と受け止めた人もいました。するとファリサイ派の人々はイエス様が「悪霊の頭」であるから、悪霊に指図していると言ったのです。それに対してイエス様は、「それは内輪もめだ」と言われました。イエス様が悪霊を追い出されたのは、悪霊との戦いに勝利したからです。そしてイエス様は「わたしが神の霊で悪霊を追い出しているのであれば、神の国はあなたたちのところに来ているのだ」、と言われました。さらに「だから、言っておく。人が犯す罪や冒瀆は、どんなものでも赦される」と言われ、また「人の子に言い逆らう者は赦される」と言われます。どんな罪を犯している者でも、どんなに神様を冒瀆している者でも、赦していただけるのです。人の子とはイエス様のことです。イエス様に言い逆らう者ですら赦されるというのです。赦されない罪などない、ということです。その罪の赦しは何によって与えられるのでしょうか。主イエス・キリストが、私たちのために、サタンと、罪の力と、戦って下さり、ご自分の苦しみと死と復活によって勝利して下さったことによります。イエス様は、神様の救い(神の国)の外に立つのではなく、その中で神様と一緒に救いを喜んでほしいと言われたのでした。

2019年08月26日