10/27のオープンチャーチ礼拝説教から

ペトロの手紙一1章24~25節
「人は皆、草のようで、その華やかさはすべて、草の花のようだ。草は枯れ、花は散る。」私たち人間は、草のように枯れ、花のように散っていきます。私たちの周りにあるもの、私たちが持っているものも財産も、地位も名誉も、美貌も健康も、家族や親友も、移り行き、失っていきます。最後には自分の命を失います。その空しさに気づかされた時、投げやりな思いになることもあるでしょう。「しかし、主の言葉は永遠に変わることはない。」今日の聖書の言葉は、このように続いています。永遠に変わらない神さまの言葉はたとえばこのように語りかけておられます。「わたしの目にあなたは価高く、貴く、わたしはあなたを愛し、あなたの身代わりとして人を与え(る)」(イザヤ書43章4節)。私たちはもともと、神さまの愛によって創造され、神さまと共に生きるものでした。神さまと共に生きるものとして死と滅びに脅かされるものではありませんでした。しかし、神さまを離れ、「罪」に支配された時に、死と滅びに脅かされるものになりました。しかし、神さまの私たちへの愛は変わりません。神さまは、独り子であるイエス様を与えて下さいました。イエス様が私たちの罪の罰の身代わりとなって十字架で死んでくださいました。さらに、神さまの愛は、死を打ち破ってイエス様を復活させられました。本当に深い所から私たちを支えてくださるのは、永遠の神さまです。神さまは永遠に変わらずに寄り添ってくださいます。ここに私たちを生かす希望の福音があります。

2019年11月20日